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京アニ『日常』の学校生活にせまる

京アニ『日常』の学校生活にせまる

 

仕事や学校生活で疲れた時、「何も考えずに観られる作品」「クスっと笑える作品」が観たい!と思うことありますよね?

お風呂に浸かりながら。寝る前にちょっとだけ。

そんな気軽な観方ができる作品「日常」。ご存知の方も多いですよね。

 

今回は、『日常』で舞台となる時定高校の制服を、独断と偏見に基づきレビューして見ようと思います。

 

➣作品について

『日常』

放送時期:2011年4月~9月

原作:あらゐけいいち

アニメ制作:京都アニメーション

ストーリー:

  • 妄想がふくらみがちな夢見る女子高生「ゆっこ」の周りにはロボやら鹿やら謎なものがいっぱい。
  • 時定高校を中心に、シャケが飛んで­きたりこけしが飛んできたりと町中に広がるちょっと不思議でビミョーにシュールな「日常」は始まります。
  • 一方、「はかせ」と「なの」、しゃべる猫「阪本(さん)」の暮らす「東雲研究所」でも、今日も一日あったかぽかぽかの、のんびりと­した一日が過ぎて行くのでした。

【引用】「日常」公式HP

http://www.kyotoanimation.co.jp/nichijou/nichijou.html

 

おバカ系女子大好きな筆者はゆっこ(相生祐子)にハマるかと思いきや、まさかのはかせ推しとなりました。ロリは最強。

 

➣制服について

制服については、冬服と夏服が両方登場しているため、制服マニアの筆者としては大変大変ありがたい作品でした。

まず、一番のポイントはセーラーブレザーである点だと思います。

 

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>セーラーブレザーとは?

ブレザーセーラー服の折衷デザインの服である。
一般的にはブレザーをベースとして、襟をセーラー服特有の広い襟に変えたものが多い。
リボンはブレザー風のものとセーラー服風のものがある。

制服のデザインが可愛いかどうかは女子生徒にとっては、学校の質並に学校選択の判断基準であることから、高校、特に私立高校では女子制服のデザインに凝る学校が多く、セーラー服・ブレザーの「いいとこ取り」をして人気を得るべく生まれた日本の高校制服特有の服でもある。

【引用】ピクシブ百科事典https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B6%E3%83%BC

 

ここからは、制服の各ポイントについて★5つで評価していきます。あくまで、着る側としての評価になりますので悪しからず。

 

>襟★★★★★

冬服はセーラーのような襟の形で、夏服は前から見ると襟が四角になっています。

メリハリがあって可愛いですし、冬と夏のリボン・ジャケットと合わせたバランスも良いと思います。

襟の一番のポイントは、後ろから見ると丸襟になっていることです。通常セーラーだと、後ろから見ると四角になっているところを、少し面積小さめのマル襟になっているため、コンパクトでかわいらしい印象になっていますね。

また、襟の高さについてはセーラー服の高校生がうらやましがる高さかと思います。

セーラー服だと乳首のラインよりも下まで襟があることも多く、高校によっては安全ピンを使ってわざわざ襟を詰めている女子高生もいると聞きます。襟のデザインは太いラインのセーラー風、高さは高め。まさにセーラー服とブレザーの折衷案、セーラーブレザーならではの可愛さです。

 

>リボン・タイ★★★☆☆

冬服のリボンは、襟のラインと同色の大き目ふんわりリボンになっています。女子高生にとって、やはり胸元のアクセントは重要です。小さめリボンも可愛いですが、ふんわり大き目リボンとなるとポイントは高め。

ただ、このふわっと素材だと、結び方によっては解けやすいので、ゆっことかはしょっちゅう結び直しているのではないかな?と思います。

打って変わって夏服は水色のネクタイ風アクセント。こちらも襟のラインと同色で合わせてあり非常に爽やかです。こちらはデザイン、使いやすさともバッチリ満点!

 

>スカート★★★★☆

スカートは夏も冬も大き目プリーツのスカートで可愛い。時代なのかスカートはめちゃくちゃ短い。しかしここは現役女子高生の特権(笑)

大き目プリーツのスカートは短めの穿き方が大正解。特に冬服はピンク赤のチェックがインパクト大なので、あまり長くすると下半身の情報量が増えすぎてしまうかもしれませんね。 

夏服のスカートは、色もシンプルで可愛いので、もう少し長めでも可愛く穿けるでしょう。もちろん短いのも可愛い。華の女子高生ですからね。

 

>袖口★★★☆☆

冬服は袖口の折り返しが白とシンプルです。袖口白は結構注意が必要で、授業中にシャープペンシル黒鉛や色ペンのインクが付着して汚れが目立ちやすいという欠点があります。みおちゃんだと、集中して絵を描いて、袖を見たら黒鉛ベッタリ…なんてことが起こります。

実用性で考えると欠点ありですが、見た目的には袖口が膨らむのは可愛いです。

 夏服の袖口はパーフェクトです。花丸満点賞をあげちゃいます。袖口にラインが入っているのが非常にグッド。しかも細めラインが2本。色々な高校の制服を調べてみても、半袖制服の袖口にラインが入っている高校はそんなに多くないです。

 

>制服丈★★★★☆

上半身の制服の丈についてです。

セーラーブレザーという性質上、適度な丈の長さだと思います。

セーラー服の美点は上半身の丈が短く足が長く綺麗に見えることですが、ここの丈の部分はブレザー丈に合わせて設定されていますね。冬服やはジャケットがあるので良いですが、夏服は丈が短めでも可愛かったかもしれません。自分が着るなら、上は1つ小さめのサイズにして、着丈短めに着たいところです。

 

>その他

ポケットが、冬服にはあって夏服にないです。最近の高校生は生徒手帳を持ち歩かないのでしょうか。胸ポケットに入れた生徒手帳を、何かの拍子に落としてしまいそこから新たな出会いが…というのは少女漫画脳の筆者の妄想です。

また、ソックスについて、公式HPの立ち絵だと、全員がひざ下白ソックスを着用しています。

ひざ下白ソックスは、どちらかというと中学校の校則で多い指定靴下のイメージが強く、紺ソクでは…?と思ったら、作中では紺(黒)ソク着用の生徒も登場していましたね。ということは、ただただゆっこのセンスが(以下略 

白靴下をはくなら、くるぶしより少し上のところで折り返して短めに穿く方が可愛いかな、とちょっぴり思いました。

 

 

➣自由な校風の学校?

風紀委員会はあるようですが、髪型や持ち物を見てみても比較的自由な校風ですね。学校指定のスクールバッグがあり、ヒロインたちを見る限り、多くの装飾品をつけている訳でもなさそうです。

 

>数学の小テストのレベルが…

ゆっこが解いていた数学のテストを見ると…

第3話より

次の方程式の解が2となる方程式を解きなさい

(1)2x+3a=7

(2)x+4=4a-3x

…ん??中学生の方程式??

そしてこれで悩んでいるゆっこ、大丈夫かな??と一抹の不安が過ぎります。

 

>理科の授業は物理基礎

第18話板書より

「地球の磁場 地磁気の永久変化」 

ここでは物理基礎をやっているようです。文型の筆者は知らぬ存ぜぬを押しとおしたい単元ですが、なのちゃんが方位磁針を持っていましたし、磁力の単元ですね。

 結局、作中では中村先生の授業は自習になってしまいましたが、高校生って大変ですね。

ちなみに筆者の出身県でも、高校1年生の標準履修科目として生物基礎と物理基礎がスタンダードです。カリキュラム的にも普通の進学校であると考えられます。

数学の方程式は、中学の復習だったのかもしれません。これが解けずに困っているゆっこちゃん。高校入試をどのように乗り越えてきたのか、掘り下げた話を観てみたいです。

 

>なの使用ペンケース

第18話で、なのが使用していたペンケース(らしきもの)。これが筆者的に一番の謎です。まず、かまぼこ型の筆箱は珍しいです。メガネケースを筆箱代わりにしている高校生はいましたが、最初からかまぼこ型の筆箱というのは、文房具店では見かけたことがありません。

ペンケースのデザインには、はかせのマグカップとおそろいとおもわれるヒヨコ(MOGURA)があしらわれていましたので、もしかしてはかせが自作したのかもしれませんが、情報求む!!かまぼこ型の、半円部分が開閉するタイプのペンケースをご存知の方は教えてください。

 

そのペンケースを検索しているときにたまたま見つけた便利なペンケースがこちら!

 デザインも豊富で、おまけに便利です。高校生や大学生だけでなく、電卓を持ち歩きたい社会人にも便利ですよね。ペンケース自体にメモができる点も、物忘れの激しい筆者にはありがたいアイテムです。

 

 

いかがでしたか?「日常」はOPやEDの印象も強く、背景の美しさや内容も素晴らしい作品ですが、制服に注目して観ると、また新しい発見がありますね。

セーラーブレザーを採用している作品は多くないので、探してみるのも面白いかもしれません。